障がい者施設の方に農業の仕事やお花の仕事もお願いしているので、障がい者施設のスタッフの方々ともお付き合いがあります。先日の話、愛知県は土地柄、自動車部品の内職を請け負っている施設が多いです。このコロナの影響で、そういった内職作業が減少した施設が少なからずあり、私の方で新しい仕事があったので、紹介しました。
すると、”うちの施設にはこの仕事ができるような方はいないです。”と・・・。
このセリフは意外によく聞くのですが、その度に思うのです。
障がい者施設に通う利用者さんたちの可能性を決めるのは誰なのか??と・・・。
実際に毎日、利用者さんの様子を見ているのは職員さんですし、本当にできないのかもしれない。でも、本人の意思に関わらず、挑戦するチャンスさえ与えられないという現実が残念でなりません。
一度、挑戦してみてから判断してもらってもいいですよとお伝えするも、無理ですの一点張り。せめて、ご本人達の意思を聞いて欲しかった。
人手不足の施設も多くある事も知っています。職員さんの事情で仕事を選別しなくてはいけない事情もわかります。工賃ももちろん重要です。
でも、何だかモヤモヤとした気持ちになった1日でした。
※写真は先日、超々久しぶりに食べたウナギ!!美味しかった!!元気出して頑張ろう!!
]]>先日、久しぶりに名古屋にお勉強に行ってきました。
農福連携シンポジウム!
八重田ファーム様の実例報告、とても興味深かったです。
私が兼ねてから試みているのは、様々な施設の方を農家さんの労働力不足改善の為に、その農家さんに行っていただいて、一つの戦力として働いてもらおうという取り組みですが、八重田ファーム様はB型と生活介護の施設を運営していらっしゃって、自社でハウスを持ち苺をメインに栽培されています。
教えていただきたいことがたくさんあったのに、質問タイムが無く残念でした。
①販路はどのように開拓していったのか?→福祉施設の方とお話しさせてもらうと商売をしたことが無いので、どのように営業をしていいのかわからないとよく言われます。
②利用者さんのモチベーションをどのように高めているのか?→農業は辛いからやりたくないと言われることが多々ある。
③最近の猛暑での昼間の農作業は厳しいと思うが、真夏の農作業はどうしているのか?
④農業のプロのようなアドバイザーはつけているのか?
などなど・・・。
石川県金沢市のリハスファーム様はプロの農家さんとコラボして行っているようです。
知多半島にも優れた農家さんがたくさんいらっしゃるので、実現可能性は高いのかと思いますが、その場合のお金の流れはどうなるのか気になりました。農家さんにアドバイザー代等支払っているのか?など・・・。
でも、こうやって実際に就労継続支援B型で学んでいると、農業をしたくないという利用者さんも沢山いらっしゃるし、欠席する方も多い・・・。やはり複数の施設が人を出して協力体制を取っていかないと、農家さんの労働力不足の解消とまではいかないなぁと、つくづく感じています。
]]>明けましておめでとうございます!
本日1月7日、仕事始めでございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します!
昨年は、未経験の障がい者施設での修行の1年で戸惑いながらも、学びの多い1年でした。
昨年の秋からは仏花製作のお仕事もいただけるようになり、自分の過去の花屋勤務の経験も活かすことができました。
仏花製作は、花が仕入れたそのままの状態で入って来て、まず利用者さんに長さを揃えて切ってもらって別の利用者さんに下葉を取ってもらいます。始めのうちはその仕事だけをやってもらって、私がひたすらに組んでいくというやり方にしました。1日に約130個作っていきます。
数回経験したらその作業も速くなり、次のステップとして組み方を教えると、ここまで組めるようになりました。
もちろんまだ時間はかかりますが、私が直す必要も無いくらいにできるようになりました。
お花の作業は女性の利用者さんにとても好評です。”お花を見て癒される”とは言ってくれますが、花を折らないように集中して作業をするので余計な事を考えなくてもいいというのも利用者さんにとってはいいようです。
今年は仏花を組める利用者さんを増やして、この仕事も増やしていけたらと思っています。
昨年は利用者さんそれぞれの特性や得て不得手などしこちらもまだ把握しきれずに、せっかくいただいた仕事も対応できずお断りする事も多々あり、悔しい思いも沢山しました。
今年は、運営側で仕事の選考をしっかりと行い、利用者さんにも無理をさせないような進め方をし、その中でも仕事のクオリティーを上げていきたいと考えています。
右往左往しながらもコツコツと地道に進めていきたいと思っています。本年もどうぞ宜しくお願い致します。
]]>さてさて、前回のブログでお話ししましたが、武豊の就労継続支援B型 HolD HanDsで福祉の修行をしています。
昨年の秋に、知多信用金庫様90周年シンポジウムにおいてスピーチの機会を頂き、農福連携事業についてお話させていただきました。その後のパーティーにて、美浜の旅館のオーナー様が声を掛けて下さいました。
”農家だけではなく、知多半島の旅館も慢性的に人手不足で、何とかならないか?”と・・・。
そこで、12月に23歳の若いスタッフがまず4日間研修に行かせてもらって仕事内容を把握し1月中旬から実際にお仕事が始まりました。週2~3日10時半~15時までのお仕事です。
事前にスタッフが研修に行くというのは、他の施設の方にもおススメしています。実際に障がい者の方が仕事に行かれた時に、企業側ではなく施設のスタッフが仕事の指示ができれば、企業側の従業員の手間を省くことができます。
具体的な仕事内容としては・・・
宿泊後のお布団の片付けや・・・
枕カバーの交換・・・
他にも掃除機をかけたり、雑巾がけをしたり、仕事内容は多岐に渡ります。
緑のTシャツを着ている男性が、23歳の施設スタッフ。事前研修に4日間行った甲斐もあり、指導ができます。
この23歳のスタッフも、社会人1年生!!この若きスタッフも、学ぶ事がいっぱいの毎日で、頑張っています。彼の成長も今後楽しみの一つ。
美浜の旅館のオーナーも、凄く理解のある方で、わからないことがあったら、気軽に聞いてね!と優しく声を掛けて下さるようです。
ここで成功事例を作り、他の旅館様にも障がい者施設を一つの労働力として採用していただけるようにご提案していきたいと考えています。
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